京都国際高校校歌の歌詞が韓国語(ハングル)なのはなぜ?歌詞の全文も紹介!!

京都国際高校校歌の歌詞が韓国語(ハングル)なのはなぜ?歌詞の全文も紹介!! ニュース

こんにちは、おじモンです!

今日は、高校野球を見ていて気になったことがあるのでそのことについて調査してみました。

夏の甲子園で、京都国際高校が関東第一をくだし第106回全国高等学校野球選手権大会を制しましたね。

夏の甲子園では試合開始と勝利した時に、校歌が流れるのですがそのとき、「この校歌、韓国語(ハングル)じゃない?」と驚いた方もいるかもしれません。

そうなんです。

実際に、京都国際高校の校歌は韓国語で歌われているんですよ。

なぜ、京都国際高校の校歌が韓国語なのか、歌詞の全文も含めて詳しく解説していきます!

 

京都国際高校校歌の歌詞が韓国語(ハングル)なのはなぜ?その歴史と背景

まずは、京都国際高校について少し紹介します。

京都国際高校は、京都府京都市にある私立の高等学校です。この学校は1947年に設立され、元々は在日韓国・朝鮮人の子どもたちが通う学校としてスタートしたのがはじまりだそうです。

そのため、韓国語や韓国文化の教育が重要な位置を占めてきたんですね。

京都国際高校は、その創立以来、韓国や朝鮮の文化と歴史を大切にしており、その結果として、校内では韓国語を学ぶ機会が多く提供されています。

このような教育方針により、生徒たちは自分たちのルーツに誇りを持ちながら、日本社会でもしっかりとしたアイデンティティを持っています。

また、この学校では、韓国語だけでなく、英語や他の外国語も学ぶことができるため、生徒たちは国際的な視野を持ち、多文化共生を自然と身につけていきます。

さらに、京都国際高校はスポーツにも力を入れており、特にサッカーや野球などで優秀な成績を残してきています。

スポーツを通じて、生徒たちは国籍や文化の違いを超えて協力し合うことの大切さを学んでいます。これも、多文化共生を実現するための重要な要素ですね。

こうした背景から、韓国語が校歌に採用されているみたいです。

この学校の独自性を象徴する校歌は、生徒たちが自分たちのルーツを尊重し、さらに広い世界で活躍するための礎となっています。

 

京都国際高校校歌の歌詞が韓国語(ハングル)なのはなぜ?

さて、どうして校歌が韓国語なのか、その背景について詳しく見ていきましょう。

京都国際高校は、その設立当初から在日韓国・朝鮮人コミュニティとの深い結びつきがありました。

もともとは京都朝鮮中学校として始まり、その後京都韓国学園に改称され、さらに現在の京都国際高校へと名前が変わってきた経緯があります。

外国人学校が一条校に移行したのは2004年で、比較的最近のことです。

それ以前は、在日韓国人を対象とした民族学校として運営されていました。

このため、この学校には韓国語を母語とする生徒が多く通っており、彼らのアイデンティティを大切にするために、校歌も韓国語で歌われるようになったわけですね。

一条校としてスタートした当初は、韓国人の学生が多数を占めていましたが、徐々に日本人の入学者も増加してきています。

国際学校としての教育方針に基づき、朝鮮語、英語、日本語の三言語での語学教育が行われています。

ちなみに、京都国際高校の野球部は1999年に創設されました。

その後、2021年に選手権大会に初出場し、2024年には3度目の出場を果たしています。

2021年の第103回大会では、準決勝まで勝ち進むという実績も残しています。

創設からわずか20年余りで強豪校と呼ばれるようになったのは、驚くべき成長ですね。

 

京都国際高校校歌の歌詞全文

それでは、京都国際高校の校歌の歌詞を調べて見ました。

동해 바다 건너서

야마도 땅은

거룩한 우리 조상

옛적 꿈자리

아침 저녁 몸과 덕

닦는 우리의

정다운 보금자리

한국의 학원

 

おじモン、デュオリンゴで韓国語勉強しているけど単語がちょっと分かるかなくらいです。。。

この歌詞を、翻訳ツールでで日本語に訳すと以下のようになります。

東海の海を越えて

山門の地は

神聖なる我らの祖先の

昔の夢の場所

朝夕

身と徳を磨く

我らの親しき住みか

韓国の学び舎

ですが、新潟産大付に勝利した時に出ていたテロップは以下の内容でした。
東の海を渡りし

大和の地は

偉大な祖先

古の夢の場所

朝な夕なに

体と徳を磨く

我らのふるさと

韓日の学び舎

 

かなり意訳されているんですかね?詳細は謎です。

甲子園の試合で2回戦や勝利時に京都国際高校の校歌が演奏されましたが、その際に中継映像にはハングルと日本語訳が併記されており、以下のような配慮が見られました。

「東海」という表現は使わずに「東の海」と表記し、「韓国の学園」という表現も使用せず、「韓日の学び舎」として表現されました。

特に「東海」という表現については、韓国政府が日本海を国際的に「東海」として認知させることを目指しており、日本政府がこれに強く反対しているため、外交的な問題にも発展してしまったこともあったようです。

 

まとめ

以上、京都国際高校の校歌の歌詞について詳しく解説しました。

なぜ校歌が韓国語(ハングル)なのか、その理由は、京都国際高校の設立背景や多文化共生の理念にありました。

京都国際高校の校歌は、学校の設立当初からの歴史や韓国文化を尊重する意図で韓国語で歌われていたんですね。

甲子園での試合中に演奏される際には、日本の視聴者にも配慮した歌詞になっています。

このような意訳は、日韓間の微妙な関係や文化的な配慮を反映しており、校歌が持つ本来の意味を理解するためには、この背景を知っておくことが重要です。

これは京都国際高校の校歌は、在日韓国・朝鮮人の歴史と文化を尊重する一方で、現在の日本社会においても受け入れられるような工夫の結果でしょうね。

夏の甲子園で、京都国際高校が登場した際に流れるこの校歌を聞いたら、違和感を覚える方もいるかもしれませんが、ぜひその背景にある歴史や文化を理解して勝利を祝福してあげてください。

暑い中必死に白球を追いかける選手に拍手!!

以上、おじモンでした!

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